多くのアスリートへ食事指導を行ってきて気づいたことがあります。それは、食べることにも個人差があること、そしてその個人差が意外にも競技力や上達スピードへ大きく影響していることです。
アスリートの食事指導をしていて見つけた才能の形
アスリートの食事指導をしていると「食べる」という行為においても、”運動神経が良い””競技理解力が高い”と同じ”才能”の存在を感じます。
”運動神経”や”競技理解力”と並べたのは、”食べる能力”も前の二つと同じように競技力の上達に大きく影響するからです。
食べる量が多いアスリートは、有利
量を食べられるアスリートは、有利なんです。
栄養素やカロリーなど難しいことを考えなくても、とにかく量を食べれれば結果的に必要なカロリーも栄養素も満たされます。食事指導する際も、バランスを整える最低限の指導で効果が出ます。
量を食べられないアスリートは、食べられる量が有限なので、優先順位を考える必要がでてきます。
エネルギーが必要なら炭水化物を、体づくりをしたいならタンパク質を、それらを効率的に活用するためにビタミン・ミネラルでサポートを、、、etc.とか考えて、今、自分が食事をする目的は何で、その目的達成の為に必要な栄養素はなんなのか?それを補給するためにまず何を食べなければいけないのか?
毎食考えて、優先順位を決めなければいけません。どう考えても後者の方が大変です。
食べる才能がないアスリートの戦い方
量を食べる事ができない、「食べる才能」に恵まれなかったアスリートも、即ゲームオーバーではありません。運動神経が劣っていても反復練習で補えるように、競技理解力が乏しくても観察や学習で補えるように、食べるという行為にも足りない才能を補うための方法論があります。
自分の弱みを自覚して、食べることに正しくアプローチする。
私は、これを「食べる技術」と呼んでいます。
アスリートに必要な「食べる技術」
このブログでは、アスリートに必要な「食べる技術」を伝えて行きます。
・大学で学んだ生化学
・食品会社で得た食材情報
・アスリート食事指導の実践経験
から構築されたアスリートのための食事への適切なアプローチ方法、思考法です。量を食べる事ができないアスリートはもちろん、量を食べられるアスリートにも役立つ内容になっております。
一人でも多くのアスリートが「食べる技術」を習得し、充実した競技人生を送る手助けになればと考えています。
知識があれば意識が変わる。変わった意識はあなたの味方になります。
がんばって勉強していきましょう。
2024年10月24日 アスリートの「食べる技術」.com げんき
この記事のAIまとめ
・アスリートの食事にも「才能」があり、食べる量が競技力、上達に大きく影響する。
・量を食べられるアスリートは、栄養素を自然に満たせるため有利である。
・量を食べられないアスリートは、必要な栄養素を優先して選び、工夫が必要。
・食べる才能がない場合でも、「食べる技術」を習得すれば競技力を補える。
・ブログでは、アスリートのための「食べる技術」正しい食事へのアプローチ方法を紹介する。